毛髪の構造
一般的に髪の毛と呼んでいるのは、頭皮の外側の伸びている毛管という部分のことを言います。毛髪は、右の図のように輪切りにすると、大きく3つの層に分かれていることがお分かりになると思います。
一番内側の部分を毛髄といいます。泡が固まったような形をしていて、内部はスカスカです。真ん中の層は毛皮質と呼ばれています。この毛皮質が毛管つまり毛髪の大部分を占めています。そして最も外側の層は、皆さんも良く聞いたことがあるキューティクルという部分で、毛小皮と呼びます。この毛小皮は、1000分の1ミリメートル程度の大変に薄い膜で、顕微鏡で拡大すると魚のウロコのような形をしています。また毛髪を構成している物質は主にケラチンというたんぱく質です。